こんな風に書かれるかと思うと怖くてJALには乗れない。2007年3月23日から6月2日までのわずか71日間にこの本に5つ星をつけたレビュアーが21人もいて、しかもそのうち19人がこの商品にだけレビューを投稿していることに気づきました。ほぼ4日に1人がこの本にレビューを書くためだけに新たにAmazonのレビュアーにわざわざなったということです。
それほど多くの人が最高評価のレビューを書きたいと思う本とは一体どんなものなのか、期待に胸を膨らませて読み始めました。
読み始めて驚いたのは著者がJAL勤務時代に乗務した国際線で出くわしたとんでもない乗客を大変辛辣な言葉でこき下ろしている点です。
確かに著者やその同僚が体験した不埒な乗客たちの言語道断の態度は批判されてしかるべきでしょう。しかし、かりにも接客業に携わった者が、退職後とはいえ、現役時代にお金を落としてくれた顧客の悪口をこんな風に記すというのはいかがなものでしょうか。もう少し品位のある書き方は出来たはずです。
また、著者の行動は一般社会の常識から見て逸脱していることもあります。
例えば、着陸が間近に迫り客室サービスが終了した後にある乗客が客室乗務員に飲み物を頼み、それを別の乗客がとがめて殴ったという事件の顛末が書かれています。確かにそのタイミングで飲み物を頼んだ乗客は非常識です。しかし、だからといってその乗客に暴行を加えるというのは許されるわけがありません。
にもかかわらず著者はこの殴った乗客を「よけいな仕事が増えるから迷惑だ」...